日陰の縁を歩く

毎晩、文章を書きます。

電話

電話を閉じた途端、 胸の鼓動が体を震わす。 耳から流れてきた言葉を、 体の隅まで届けようと心臓が動いている。 この鼓動が止まった時に 残るものは誰の言葉?

明日

一日中、酸素を吸って、二酸化炭素を吐いていた。呼吸運動を繰り返して、時計の針は1時を指す。 目を閉じて今日を終わらせる。目を閉じて明日を迎えにいく。 夢の中でも、笑顔の貴方を想う。